2017年4月11日 (火) 17:19
ST診断法とは何ぞやの続きです。
胸鎖乳突筋と僧帽筋の間隙に私の指(特に中指で診る)を当てて、
筋肉の緊張と弛緩の変化を読み取ります。
事前に用意してあるカードに、身体の部位や経絡名、
鍼の種類などが書いてあります。
それを患者さんに置いて、その日最も反応のある生きたツボを
割り出していきます。
この診断法をうまく活用すると、今飲んでる薬が合うのか、合わないのか、
必要なサプリなども鑑別が可能となります。
つい最近の例を挙げると、咳が治らないと来院した患者さんが
病院で「麦門湯」という漢方薬を処方され2週間続けたが
改善しないとのこと。
2週間も続けて服用して治らないようでは、合っていない可能性が
高いのでST診断法で診断すると「小青竜湯」と書いたカードを
載せたときに一番、首が緩み、「麦門湯」では硬くなりました。
小青竜湯に変えて、2~3回飲んだだけで咳は綺麗に
出なくなり、喜んでおられました。