2019年10月28日 (月) 18:32
【症例報告】
70代 男性
主訴 : 左下腹部の違和感、吐き気。上半身ののぼせ感。
随伴症状 : 食欲不振、めまい、動悸、頻脈、口喝。
8月半ばより上記の症状が発生し、3か所の病院で検査するも
異常が見つからず。
治療 : 自律神経の調整を主眼に置き、「百会」に鍼。
経過 : 5回目あたりから効果を実感し始め、気持ちが前向きになり
奥さんが同伴せず、一人で来院出来るようになる。
8回目以降からすこぶる元気になり、2か月半ぶりに
東京まで出掛けられたと喜ぶ。
全12回の鍼治療で略治とする。
この患者さんは一時はもう人生が終わったと覚悟したと話していました。
体重も30㎏代まで落ち、焦燥感にあふれておりました。
病院では胃の検査ばかりで異常が見つからないと最近のパターン化した
心療内科送りです。
そこで副作用の強い薬を飲まされ更に悪化するケースです。
実際、心療内科の薬を服用して酷い口喝に苦しんでいました。
元々、上半身に熱気が昇っているのを更に加速させていました。
副作用で口が乾くが我慢して飲めと言われていたようです。
うつ病の薬を飲んだって治りませんよ。
もう少し、自分の出す薬には慎重さと、責任を持ってもらいたいものです。
これが良いだろうと予想で出して人体実験されていると一緒ですから。
アメリカでは年間30万人の方が薬の副作用で亡くなっています。
日本ではこのような統計を絶対に公表しませんが
アメリカ並みに命を落としているでしょうね。
患者側も出された大量の薬を鵜呑みに飲むのではなく
余分な薬は極力排除して賢く対処していくべきです。
自分の寿命にダイレクトに関わる事ですから。