2024年10月23日 (水) 20:04
本日10月23日(水曜日)は二十四節気の「霜降」です。
季節のお便りはこちらからどうぞ→https://www.chichi.co.jp/special/24/autumn06/
「臨床 備忘録」
患者 70代 女性
病名 眼底出血。黄斑前膜。
症状 10年ほど前に右眼の黄斑前膜を発症し、飛蚊症が
あったが今回の眼底出血後、血管のカーテンの様な
ひも状の物が2本垂れ下がり、眼球の動きに合わせて
上下左右に移動する。
閉眼すると血液の色をした円状の物が見える。
2本のひもの間からは曇りガラス状に外界が見え
右目だけでは信号の色も分からない状態。
大変ものが見にくく苦痛だと訴える。
治療 右頭の「頭維」に鍼を一本置鍼。
経過 1回の治療で曇りガラスが晴れ、文字が見やすくなる。
2本のひもと閉眼時の円の色も薄くなる。
遠方なので初診時は旦那に車で送ってもらったが
2診目は自ら運転して来院できたと喜ぶ。
3診目にはひもが1本になり、それも短くなる。
この方はこの1年、強烈なストレスにさらされ、「肝氣うっ血」を
起こし目に来たものと推察。
病院では治療の手立てがないと匙を投げられていた。
ご夫婦でコロナワクチンの危険性も分かっており二人とも打っていませんでした。
その辺の波長も私と合ったせいか著効を呈しました。