2022年5月5日 (木) 09:01
本日5月5日(木曜日)は二十四節気の「立夏」です。
今朝は朝一から泣かされました、致知のお便りに。
以下に全文を載せます。
爽やかな5月の連休を、如何お過ごしでしょうか。
今日は、「子どもの日」です。
「こどもの人格を重んじ、
こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝する日」
として、昭和23年に法律で定められたそうです。
「母に感謝する」という姿を、深く感じたのが、
●「1日1話、読めば心が熱くなる365人の生き方の教科書」の
4月27日に紹介されている星野富弘さんの詩です。
ご存じの方も多いかと思いますが、
中学校の体育教師だった星野さんは、
クラブ活動指導中に頸髄損傷という大怪我をして、
首から下の自由を失い、一時期は自暴自棄になりながらも、
口に筆を加え、文字や絵を描くことで、次第に生きる希望を
見出されました。
思いもかけない出来事に、当時のお母さんの心中を思うと、
胸が締め付けられるようです。
星野さんは「生き方の教科書」に当時の様子を、
次のように書かれています。
「母がいなければ、いまの私はなかったと思うのです。
特に九年間の病院生活は母なしでは考えられません。
こんなことがありました。
食事は三度三度口に入れてもらっていたんですが、
たまたま母の手元が震えてスプーンの汁を
私の顔にこぼしてしまったのです。
このわずかなことで積もり積もっていた私のいらいらが
爆発してしまった。
口の中のご飯粒を母の顔に向け、吐き出し
「チクショウ。
もう食わねえ、くそばばあ。
おれなんかどうなったっていいんだ、
産んでくれなきゃよかったんだ」
とやってしまった。
母は泣いていましたよ。
よほど悔しかったのか、しばらく口をききませんでした。
ところが・・・
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その時のある出来事を通じて、星野さんは気づかれました。
お母さんの無償の愛の姿を・・・
そして生まれたのが、今日ご紹介させていただく
「神様がたった一度だけ
この腕を動かして下さるとしたら
母の肩をたたかせてもらおう」
という言葉で始まる一篇の詩でした。
母の日が近づいてきました。
高野勲様のお母様も、きっと見返りを求めぬ愛を
多く注いでくださった人生だと思います。
子どもの日の今日、
母を想い、母を偲び、母に感謝を込めるひとときを、
ともにお過ごしいただければと・・・
星野さん自身も辛い、歯がゆい……。
でもそれをそばで見ている、世話をしている母親はもっと辛い……。
親子の無償の愛に涙が溢れてきました。
その詩はこちらから→
https://www.chichi.co.jp/special/24/summer01/
8日の母の日には何かおいしい物を母に食べさせて
あげようと思っています。
皆さんも親の生きているうちに親孝行をしておきましょう。
後悔しないために……。