2018年2月9日 (金) 10:20
毎日、患者さんの治療をしていると
ツボの教科書とは違う位置に反応が出ていたり、
明らかにこんな所にツボは記載されていないのに
もの凄くそのツボが効いたりします。
元々、教科書はツボの基準位置を示しているだけで
その日の体調や自然環境に影響を受け、ツボの位置、
大きさ、深さなども微妙に変化しています。
二千年前とは、地球環境、生活スタイル、ストレスの種類等々
変わってきているので当然なのかもしれませんが…。
当院で実施している「ST頸部診断法」が確立されてから
益々、新たなツボや正しい位置が分かってきました。
ここ最近の例を挙げれば、少し専門家向けになってしまいますが
手の少陰心経の「少府」よりも神門よりで
手根骨上に顕著な反応があり、骨に纏わる症状(側湾症、オスグッド、
骨折後の痛み等々)に劇的な効果を発揮しております。
そこに上手く入ると志室のゴリゴリがフワッと緩むので
同じ少陰経の腎経を動かしているようです。
鍼灸の専門家がもしお読みでしたら探してみてください。
金のてい鍼でめちゃめちゃ効きますよ。